最高、6冊同時読みをしましたが、ごーっと頭を通り抜けます。ノートに後日、一冊づつまとめを記入していきます。勝間和代さんはつまらないと思ったら、読書中止、インターネット上と同様、飛ばし読みも可とのこと。小生は、真面目な性格が災いして、精読しています。
まず、読書にテーマがあることが、本を探すことにつながります。“BOOK OFF”から新刊書店での探索(はじめと終りと目次を読みます。小遣いと相談します。)、その本を読んでいると大抵、引用される本について気になるものがあり、図書館で検索して予約して借ります。・・・予約すると読む期待感が生まれます。作者が気に入るとHPで検索して情報を得ます。複数本をパラレルに読みながら、最後はまとめようという気を起します。読書中は、気になるフレーズとページ数を小さな紙に書き込みます。後で見返したり、まとめをする時に小さな紙(A4を1/4にきったもの)を完成します。本にはさんでいると見返すとき、内容にたどり着きやすいです。現在、テーマを「東アジア」として、朱建栄著「中国第3の革命」、河田悌一著「中国を見つめて」、姜尚中著「悩む力」読書中、そして加藤徹著「貝と羊の中国人」読了しましたのでご紹介しましょう。(09年6月にちょっとしたまとめものを作成予定です。)
=加藤徹著新潮新書「貝と羊の中国人」=新刊本を購入し、2日で読みました。切り口がユニーク(貝~ホンネ~と羊~タテマエ~、流浪のノウハウ~1泊しても定住しても熟語は“住”~、中国人の頭の中~功徳 ODAは功徳でない贖罪や商売見え隠れ、真の徳を期待されている~、人口から見た中国史~長く1億人くらいの人口続いた~、ヒーローと社会階級、地政学からみた中国、黄帝と神武天皇、中国社会の多面性)で面白かったです。この本が、韓国語、中国語に訳されて出版されているのは驚きでした。加藤徹さんは明治大学の教授です。NHKTVでお見受けしました。他の著書に「漢文の素養」(光文社文庫)、「漢文力」(中公文庫)[韓国語、中国語に翻訳されています。]漢文が日本語として血肉となってくるのは江戸時代以降のようです。徳川家康が「論語」等を支配のツールにしたことが、その後の日本に大きな影響を与えたようです。将来読む時のために書名を頭にインプットしておきます。(WELL BE)
2009年5月2日土曜日
2009年4月29日水曜日
クリント・イーストウッド監督主演の映画「グラン・トリノ」観ました。
老人の一徹な風貌に隠された朝鮮戦争での殺戮の記憶を心の痛みとして、かっての名車フォード社製愛車グラン・トリノを心の糧に人生の結末に向かってベトナム戦争にアメリカ軍と共に戦ったモン族の人々をからめたストーリーが展開されるクリント・イーストウッドの監督主演の秀作でした。
・ 老人のフォード社グラン・トリノとトヨタ車ディーラーの息子の車対比で世の中の様変わりをそれとなくアピール
・ かってのこころの傷にさいなまれる老人と現実を生きる息子たちの相容れないこころの対比
・ ラオス・ベトナム・タイの境界に住んでいた盟友モン族の移住してきた青年の人生のスタートの支援と、老人の人生のエンディングに向かう対比と感動的な結末(ここに記すことはできません)
俳優兼監督の78歳のクリント・イーストウッドはエネルギーあふれ、全ての人の励みとなる方です。すばらしい映画をありがとう。一見をお勧めします。(WELL BE)
・ 老人のフォード社グラン・トリノとトヨタ車ディーラーの息子の車対比で世の中の様変わりをそれとなくアピール
・ かってのこころの傷にさいなまれる老人と現実を生きる息子たちの相容れないこころの対比
・ ラオス・ベトナム・タイの境界に住んでいた盟友モン族の移住してきた青年の人生のスタートの支援と、老人の人生のエンディングに向かう対比と感動的な結末(ここに記すことはできません)
俳優兼監督の78歳のクリント・イーストウッドはエネルギーあふれ、全ての人の励みとなる方です。すばらしい映画をありがとう。一見をお勧めします。(WELL BE)
2009年4月24日金曜日
映画「スラムドックミリオネア」を観ました。
アカデミー賞8冠のインド・イギリス合作、ダン・ボイル監督「スラムドックミリオネア」を観ました。
クイズミリオネアを軸に1問ごとに、インドムンバイのスラム育ちの少年のたどってきた人生が次第に明らかとなっていきます。スラム育ちの主人公が答えが分るはずがないと、警察に逮捕される尋問のシーンと交差して複雑に物語が展開します。兄弟の対比的な性格が描き出され、主人公の少女への愛が貫かれます。
複雑な展開を織り込んだ脚本がすばらしい。また、ムンバイのスラム、こんな世界が今もあるのだということが記憶に残ります。栄光と挫折、貧困と富、愛。「何事も運命」・・・・いろんなことが溢れている映画です。
エキサイティングでしかも考えさせられました。(WELL BE)
クイズミリオネアを軸に1問ごとに、インドムンバイのスラム育ちの少年のたどってきた人生が次第に明らかとなっていきます。スラム育ちの主人公が答えが分るはずがないと、警察に逮捕される尋問のシーンと交差して複雑に物語が展開します。兄弟の対比的な性格が描き出され、主人公の少女への愛が貫かれます。
複雑な展開を織り込んだ脚本がすばらしい。また、ムンバイのスラム、こんな世界が今もあるのだということが記憶に残ります。栄光と挫折、貧困と富、愛。「何事も運命」・・・・いろんなことが溢れている映画です。
エキサイティングでしかも考えさせられました。(WELL BE)
2009年4月18日土曜日
ジョン・ウー監督の「レッドクリフPartⅡ」を観ました
圧巻ですね。戦闘シーン。
麗しいですね。友情2つ。
まずは、戦闘シーンのすさまじさ、どうやって撮影したのだろうか?人が人を乗り越える・・・とても表現できないスケールです。
また、友情について、2時間を越える緊張は、映画を観終わって後、爽やかに2つの友情が心に残っています。
一つは、男装して曹操軍にはいりこんだ孫権の妹と曹操軍のサッカーの上手な青年とのユーモラスな友情。
一つは蜀の諸葛孔明(金城 武)と呉の周瑜(トニー・レオン)との知恵比べの後の真の友情。これも観てもらわねば伝えにくいです。
一見の価値のアル映画です。超満員でした。(WELL BE)
麗しいですね。友情2つ。
まずは、戦闘シーンのすさまじさ、どうやって撮影したのだろうか?人が人を乗り越える・・・とても表現できないスケールです。
また、友情について、2時間を越える緊張は、映画を観終わって後、爽やかに2つの友情が心に残っています。
一つは、男装して曹操軍にはいりこんだ孫権の妹と曹操軍のサッカーの上手な青年とのユーモラスな友情。
一つは蜀の諸葛孔明(金城 武)と呉の周瑜(トニー・レオン)との知恵比べの後の真の友情。これも観てもらわねば伝えにくいです。
一見の価値のアル映画です。超満員でした。(WELL BE)
2009年4月16日木曜日
呉軍華「中国静かなる革命」を読んで
実に中身の濃い本でした。中国の経済、政治にわたって、データーの裏づけとともに呉軍華さん(日本総合研究所理事他中国の投資会社の董事長)の見解が述べられている。政治を中心に、次のように読み取りました。
2022年までに中国は民主化に向かうだろう。2002年胡錦濤主席就任以来、和諧社会へ進むべく舵取りがなされている。自国の歴史やスウェーデン、シンガポールの制度を学ぼうとして作業が始まっている。また、郷の単位から選挙も一部で始まっている。ある省の研修での共産党幹部のアンケートでは、民主化に対する賛意が多い。共産党員は現在7730万人で国民18人に一人の割合。富が役人・経営者・知識人に片寄っているという問題があり、既得権益者の多くが共産党員である。したがって、急激な多党化等の変化でなく漸進的となるだろう。(現在共産党のほか8つの政党がある。)いまや、先富論から共富論に視点が移行しつつある。富の偏重の是正も含めて課題多くあるものの中国は前進を続けているようだ。
中国の漸進的な改革は、多方面に静かに進んでいるようです。経済の世界的牽引、東アジアの穏健的な結束に貢献して欲しいと願っています。(WELL BE)
2022年までに中国は民主化に向かうだろう。2002年胡錦濤主席就任以来、和諧社会へ進むべく舵取りがなされている。自国の歴史やスウェーデン、シンガポールの制度を学ぼうとして作業が始まっている。また、郷の単位から選挙も一部で始まっている。ある省の研修での共産党幹部のアンケートでは、民主化に対する賛意が多い。共産党員は現在7730万人で国民18人に一人の割合。富が役人・経営者・知識人に片寄っているという問題があり、既得権益者の多くが共産党員である。したがって、急激な多党化等の変化でなく漸進的となるだろう。(現在共産党のほか8つの政党がある。)いまや、先富論から共富論に視点が移行しつつある。富の偏重の是正も含めて課題多くあるものの中国は前進を続けているようだ。
中国の漸進的な改革は、多方面に静かに進んでいるようです。経済の世界的牽引、東アジアの穏健的な結束に貢献して欲しいと願っています。(WELL BE)
2009年4月9日木曜日
パラレル読書してみました。
ある著名な方が、本10冊パラレル読みを推奨していました。評論家の竹村健一さんが、課題を深掘りする時、関連の本の関係部分を破って一つとして読むと、かって言っておられました。そこで小生も、中国のことについて本5冊、パラレル読みをしています。その感想は次の通りです。
① 異なる本のそれぞれのよさがわかってきました。(それぞれ発行の意義がある)
② 特にこれはという本を、貴重に感じます。(違いがわかります)
③ 中国の近代の歴史的背景等のつながりを感じます。(前後とびとびですが)
④ 小説が中にありますので息抜きとなります。(ある種、楽しみとなります)
⑤ 結局、ある種の苦行のため、一番読みたい本を最後に読みます。(読みにくい本から読む)
テーマを持つとパラレル読みはよい方法と思いました。
ちなみにその五冊とは、清水美和「中国問題の内幕」、衛慧「上海ベイビー」、中嶋峰雄編「中国現代史」、朱建榮・上村孝治「チャイナシンドローム」、呉軍華「中国静かなる革命」。一番今の自分の求めているものにぴったりくるのは呉軍華「中国静かなる革命」です。読みきったときに、その内容骨子を掲載したします。(WELL BE)
① 異なる本のそれぞれのよさがわかってきました。(それぞれ発行の意義がある)
② 特にこれはという本を、貴重に感じます。(違いがわかります)
③ 中国の近代の歴史的背景等のつながりを感じます。(前後とびとびですが)
④ 小説が中にありますので息抜きとなります。(ある種、楽しみとなります)
⑤ 結局、ある種の苦行のため、一番読みたい本を最後に読みます。(読みにくい本から読む)
テーマを持つとパラレル読みはよい方法と思いました。
ちなみにその五冊とは、清水美和「中国問題の内幕」、衛慧「上海ベイビー」、中嶋峰雄編「中国現代史」、朱建榮・上村孝治「チャイナシンドローム」、呉軍華「中国静かなる革命」。一番今の自分の求めているものにぴったりくるのは呉軍華「中国静かなる革命」です。読みきったときに、その内容骨子を掲載したします。(WELL BE)
2009年4月4日土曜日
ありがとう 王敏(わんみん)さん
王敏(わんみん)さんは1954年生まれの中国の方で、幾多の幸運の後、日本に留学され、現在は法政大学教授をなさっています。宮沢賢治を研究され、岩手日報宮沢賢治賞を受賞された。
王敏著「謝々!宮沢賢治」(朝日文庫)から私が感心したところを次にしるします。
小学校の頃、先生から旧日本軍のあくどい行為を教えられ、その現場も見学し、また祖母よりも"日本軍が通った後は家畜も畑も荒らされた"と教えられ、ただ、母は日本の医師から学び、よい人だったと、教えられたが、日本に悪いイメージをもっておられた。
ところが、宮沢賢治の言葉、"世界全体が幸福にならなければ個人の幸福はない" "マヂエル様、憎まない敵をころさないでよい世界になりますように。そのためなら、なんべん引き裂かれてもかまいません"・・・・に出会って、心が引かれていったとのことでした。
そして、幾多の難関の後、宮城教育大学に留学されました。
王敏(わんみん)さんによって宮沢賢治を認識しなおしました。宮沢賢治を勉強しょうと思いました。
饅頭という熟語について 中国では饅頭のことをその後、包子というようになりました。三国志の時代、蜀の軍師、諸葛孔明が南蛮に遠征して帰路、川が増水して渡れなくなった。下った敵将から「人間の頭や牛、羊を川に供えれば川の怒りは収まります」と聞いて、人間の頭の代わりに、小麦粉の大きなかわの中に牛肉や羊肉をつめてそなえました。孔明の祈りもあって、川の氾濫は治まって無事、故国蜀にかえれたという故事によっています。
饅頭の字をよく見ると意味不明ですが、このように聞くと、由緒があり、故事を味わって食べるとおいしさもまた格別のものになると思っています。
その他いろいろ、王敏さんの熱気が伝わってきました。
ありがとう王敏さん。(WELL BE)
王敏著「謝々!宮沢賢治」(朝日文庫)から私が感心したところを次にしるします。
小学校の頃、先生から旧日本軍のあくどい行為を教えられ、その現場も見学し、また祖母よりも"日本軍が通った後は家畜も畑も荒らされた"と教えられ、ただ、母は日本の医師から学び、よい人だったと、教えられたが、日本に悪いイメージをもっておられた。
ところが、宮沢賢治の言葉、"世界全体が幸福にならなければ個人の幸福はない" "マヂエル様、憎まない敵をころさないでよい世界になりますように。そのためなら、なんべん引き裂かれてもかまいません"・・・・に出会って、心が引かれていったとのことでした。
そして、幾多の難関の後、宮城教育大学に留学されました。
王敏(わんみん)さんによって宮沢賢治を認識しなおしました。宮沢賢治を勉強しょうと思いました。
饅頭という熟語について 中国では饅頭のことをその後、包子というようになりました。三国志の時代、蜀の軍師、諸葛孔明が南蛮に遠征して帰路、川が増水して渡れなくなった。下った敵将から「人間の頭や牛、羊を川に供えれば川の怒りは収まります」と聞いて、人間の頭の代わりに、小麦粉の大きなかわの中に牛肉や羊肉をつめてそなえました。孔明の祈りもあって、川の氾濫は治まって無事、故国蜀にかえれたという故事によっています。
饅頭の字をよく見ると意味不明ですが、このように聞くと、由緒があり、故事を味わって食べるとおいしさもまた格別のものになると思っています。
その他いろいろ、王敏さんの熱気が伝わってきました。
ありがとう王敏さん。(WELL BE)
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