2008年8月18日月曜日

映画「明日への遺言」を観ました。

 千里セルシーシアターで小泉 尭史監督「明日への遺言」を観ました。第2次世界大戦後、B級戦犯となった東海軍司令官岡田中将の法戦の物語。
 無差別空襲で、多くの人がなくなった。落下傘で米軍機より脱出した34名の米軍人に対して、戦時略式裁判を行い戦犯として処刑した。この責任はどこにあるか?ジュネイブ条約では、民家への爆撃は禁じられている。昭和20年以後、アメリカ軍は焦土作戦として無差別空襲を行ってきた。岡田中将はこれの実行者を戦犯として扱ったとの主張をする。

 岡田中将演ずる藤田まことの迫力ある演技が映画をおおう存在感を発生させる。仏教に帰依し、その責任をまっとうしょうとする姿勢は見るものの心をうつ。終盤、藤田まことが詩吟を演ずる。これをテープで指導したのが、兵庫高校出身の旧友のO氏であると知っていた。内容はよくわからなかったが、低い声で歌う岡田中将の心情が出ていた。暑気をしのいで、しばし時を過ごした。(WELL BE)

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