2010年8月21日土曜日

Let's watch movies 「マイレージ、マイライフ」

 千里中央セルシーシアターでレイソン・ライトマン監督、ジョージ・クルーニー主演「マイレージ、マイライフ」をみましたので 感想を記します。

 話は、アメリカの旅先、空港、空路を我が宿とするリストラ宣告人の主人公の人間は1人では生きられないという悟りを観客にたかりかける映画でした。

 1000万マイルの搭乗記録を唯一の目標として1年320日、空の旅を無情のリストラ宣告をしてまわり、人との接触を極小として、荷物はスーツケース一つにまとめて 常に 体と共にアル。人の付き合い、もち物の極小を誇っている。だが、それで いいのだろうかと ある時以降 きづいていく。

 

 アメリカ映画の主人公は 「生」の中で 友と物を断ち 1人超然としょうとするが、「生」は 1人では過ごせない。伴侶や友がいると 悟り始める。

 インドを今、勉強しているが、ヒンドゥー教徒は、人生の終りに ガンジス河畔のベナレスにいき、ガンジス河に沐浴し、死を待つことを理想としているという。死ねば 川辺で焼かれて灰はガンガーへ流され永遠の輪廻する生死があるという確たるものをもっているようなのだ。


 さてさて われわれ日本人には 100歳を超えて 誰とも 音信のない 人が 多くではじめているという悲しい事実が表に出てきた。

 「生」とはつながりであるということを 知る意味で 貴重な 映画であった。(10.8.21)

2010年8月7日土曜日

紙ヒコウキを飛ばそう-高く遠くへ



 8月6日(金) 10-16時 吹田市立博物館入口広場で さわらびskyクラブが「紙ヒコーキを飛ばそう 高く遠くへ」を実施しました。メンバーの一員として参画しました。

 酷暑の中ですが、9時15分ころから 親子3人ずれが見え 定員60名で 10時 スタートしました。

 メンバーは5名で 4コーナーつくり、その一つを受け持ちました。

 10年5月16日 吹田自然体験交流センターで万博紙ヒコーキを飛ばす会の堀川 栄一氏の「紙飛行機講座」を受け、そのノウハウでヘソ・イカ・スカイはやぶさ を パソコンファイルとして製作してカラー紙で折り紙として用意、別途、長松康男作「とってもよく飛ぶ紙飛行機」上下2巻より27機製作し準備しました。

 62名の(こども41名おとな21名)来場者を得て、特に午前中は多く、集中しました。当日の時間の経過が長く感じました。赤一色のヘソはポピュラーで入りやすく、イカは少しむつかしいようでした。スカイはやぶさは色とりどりで用意しましたが、紙質が柔らかく、飛行方法に柔らかさを求めることになり、改良要と思いました。


 長松康男氏作「とってもよく飛ぶ紙飛行機」は、子供の評判がよく、高く 遠く 時間を気にすることなく 繰り返し、よりどりをして遊んでいました。小学5年生の子が、作りたがりました。部品切り抜き、ボンドで接着と複雑なため、用意しなかったのですが、完成されたものには魅力がありました。さすが、プロの設計したものと感心しました。階段のポスターに張ったぞうさく物ひめボタル2匹につづき、小山館長が、長松氏作2機を貼り付けました。博物館催しに楽しみをひろげています。

 ちょっとしたきっかけで紙ヒコウキの世界に足を踏み入れました。こどもたちの追い求める、より高くより遠くの姿勢に その魅力を感じはじめています。

(吹田博物館夏の特別展「吹田の自然と環境」-ヒメボタルのいるまち-は8/29まで開催中)  

2010年8月1日日曜日

[本棚から]ジャン・クリストフ(2)ロマン・ローラン作 豊島与志雄訳

 ほぼ、一ヶ月かけて「ジャン・クリストフ」2を読んだ。

 ドイツライン河畔に生まれた、ジャンは青年時代を音楽家として自分の思うままに過ごす。音楽評論には、辛辣な意見をはき、宮廷音楽家の地位を追われ、事件を起こし、ドイツからパリーへ逃げていく。

 パリーでも、柔弱な人々にハラを立て、生活に貧しながらも自己を貫く。

多くの恋もする。が、軌道に乗らぬ人生に、歯を食いしばって、耐えていく。2-3人の友をえて、物語は展開していく。


 作者ロマン・ローランは、主人公をドイツ人にしたてて フランスを見つめ 描いていく。

(10.8.1)