千里中央セルシーシアターでレイソン・ライトマン監督、ジョージ・クルーニー主演「マイレージ、マイライフ」をみましたので 感想を記します。
話は、アメリカの旅先、空港、空路を我が宿とするリストラ宣告人の主人公の人間は1人では生きられないという悟りを観客にたかりかける映画でした。
1000万マイルの搭乗記録を唯一の目標として1年320日、空の旅を無情のリストラ宣告をしてまわり、人との接触を極小として、荷物はスーツケース一つにまとめて 常に 体と共にアル。人の付き合い、もち物の極小を誇っている。だが、それで いいのだろうかと ある時以降 きづいていく。
アメリカ映画の主人公は 「生」の中で 友と物を断ち 1人超然としょうとするが、「生」は 1人では過ごせない。伴侶や友がいると 悟り始める。
インドを今、勉強しているが、ヒンドゥー教徒は、人生の終りに ガンジス河畔のベナレスにいき、ガンジス河に沐浴し、死を待つことを理想としているという。死ねば 川辺で焼かれて灰はガンガーへ流され永遠の輪廻する生死があるという確たるものをもっているようなのだ。
さてさて われわれ日本人には 100歳を超えて 誰とも 音信のない 人が 多くではじめているという悲しい事実が表に出てきた。
「生」とはつながりであるということを 知る意味で 貴重な 映画であった。(10.8.21)
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