妻君 その国のことを知ろうと思えば、映画がいいわ。
WELL BE(以下W B) そのようだね。では中国について最近何かいい映画上映している?
妻君 「長江哀歌」と「胡同(フートン)の理髪師」はどうかしら。
W B では観てみようか。
「長江哀歌」
2006年、ベネチア映画祭でサプライズ上映。すぐさま審査員がグランプリを決めた傑作。監督・脚本:ジャ・ジャンクー。
4つの章からなる。1タバコ2酒3茶4糖(アメ) これがユニークだ。
三峡ダムの建設を背景に、沈み行く村に、人を訪ねていく中年の男と女の別々の人生を描く。中国の生々しい多くの貧しい人々、ほんの一握りの富んだ人を登場させる。金持ちの人の無情を感じ何かを決意をする女人、訪ね歩いて金で売られた妻の実情を見て、貧しいが、前向きに決断する男、監督はたんたんと両極を描き出す。素朴な俳優の誠実な演技をバックに「希望はある」というメッセージが観客に届く。喧噪の三峡ダムが歴史的価値としても見ごたえはある。
3月はじめ千里中央セルシーシアターにて観ました。
「胡同(フートン)の理髪師」
2006年、監督を務めるのはハスチョロー。93歳の実在の理髪師をモデルに胡同(フートン)という北京の古い街から出張理髪師が、なじみの老友の頭を散髪に出かける。老人たちのマージャン、林立するビルの進出で胡同(フートン)が取り壊しになる予告のペンキ「折」という字に"、"をいれた字がまるで囲まれる、ある老人の息子はベンツに乗る、息子の妻がいやなエゴの顔を老人に向ける、紫禁城横の赤い壁の道を自転車でゆく老理髪師、その息子は定年となり、お金をせびりにくる、日本でもありそうな風景がたんたんと描かれる。
3月20日過ぎ十三の第7芸術劇場で観ました。
W B 中国はこんとんとしているね。
妻君 そのようね。かっての日本もそうだったわ。
2008年3月28日金曜日
2008年3月19日水曜日
人間の力を信じた神戸沖埋立ゴミ等処分場
08年3月18日(火)、NPO SELFもったいない組主催で、大阪湾フェニックス計画(大阪湾圏広域処理場整備事業)の一環である神戸沖埋立ゴミ等処分場の見学会があった。神戸六甲アイランドの沖合にほぼ長方形547m x 1576mの区画に護岸を築き平成12年より、近隣地方自治体で発生する、ゴミの焼却後の残りを毎日、10tトラックにして800台分の8,000tを埋め立てている。15mの水深があったが現在、約5mとなり、計画投棄容量1500万m3の約53%が埋まり、平成33年までのゴミの残存物を投棄することが出来る。
阪神電鉄大石駅を南に徒歩15分ほど下った岸壁の近くに兵庫建設事務所があった。20名ほどの一行は2階で一通り説明を受けた後、ランチに乗り、神戸空港を西に見て、ゴミ処分人工島に到着、ダンプカーやシャベルカーや小船で処分ゴミを投棄する様を係員の説明を聞きながら見学した。当日は、関西TVが取材に同行した。
海上処分場を見た瞬間、宇宙は自己を観察するために人間を創り出したという学説が脳裏をかすめた。この広大な作業を考案した人達だったら、宇宙を観察せよとの宇宙創造主からの要請に応えられるに違いないと。人間の無限の可能性を感じると同時に、毎日1人平均1,100grの生ゴミを出し(うち、60%が包装資材)、市町村の第一次処分場で約10%、110grとされてここに運びこまれる処理済みゴミを、半減できる知恵・方策・技術が未来に向かって生み出されることを期待します。
人間が生きていく限り、廃棄物が出る、これを地球内で処理する限り、人間社会は存続する。
3月20日(木)関西TV18:15ころより見学の内容は20分前後放映される予定です。見学の感動の余韻が残っています。VTR録画をとる予定です。
神戸沖埋立ゴミ等処分場見学会を計画されたNPO SELFもったいない組関係者に厚くお礼申し上げます。(WELL BE)
阪神電鉄大石駅を南に徒歩15分ほど下った岸壁の近くに兵庫建設事務所があった。20名ほどの一行は2階で一通り説明を受けた後、ランチに乗り、神戸空港を西に見て、ゴミ処分人工島に到着、ダンプカーやシャベルカーや小船で処分ゴミを投棄する様を係員の説明を聞きながら見学した。当日は、関西TVが取材に同行した。
海上処分場を見た瞬間、宇宙は自己を観察するために人間を創り出したという学説が脳裏をかすめた。この広大な作業を考案した人達だったら、宇宙を観察せよとの宇宙創造主からの要請に応えられるに違いないと。人間の無限の可能性を感じると同時に、毎日1人平均1,100grの生ゴミを出し(うち、60%が包装資材)、市町村の第一次処分場で約10%、110grとされてここに運びこまれる処理済みゴミを、半減できる知恵・方策・技術が未来に向かって生み出されることを期待します。
人間が生きていく限り、廃棄物が出る、これを地球内で処理する限り、人間社会は存続する。
3月20日(木)関西TV18:15ころより見学の内容は20分前後放映される予定です。見学の感動の余韻が残っています。VTR録画をとる予定です。
神戸沖埋立ゴミ等処分場見学会を計画されたNPO SELFもったいない組関係者に厚くお礼申し上げます。(WELL BE)
2008年3月8日土曜日
すいた森のサポーター「ザゼンソウ&春芽」観察会
吹田市環境部地球環境課(企画運営:NPO SELF)がSGC6期生とNPO SELFのメンバーに参加を募った、琵琶湖北西の滋賀県高島市今津にある吹田市の水源の一部として森を大切にしょうと企画された「森のサポーター」活動07年度最後の行事である表記観察会に3月7日参加しました。2005年、SGC(Suita Green College)4期生在学中より、一度は「森のサポーター」活動に参加してみたいと思っていました。
「森のサポーター」活動は、すいたの水源の一つとされる琵琶湖に流入する水源地として設定され、NPO SELFが4年来、木歩道を作ってきて、07年に完成し「すいすい歩道」と公募され命名されています。(写真:中央の小山周辺の道・・・吹田市立少年自然の家の職員が我々の為に雪をかきだしていただいていた。)今回は9時マイクロバスで吹田市役所を出発し、目的地近くの湿地に群生するザゼンソウの観察と、今津の「吹田市立少年自然の家」での簡単な入所式を終え、水源の観察をしました。
雪の中、長靴を履いて、人生をさまざまに経験した人たちが、ザックザックと1列縦隊で先人の作った、木歩道を歩く中、都会人がこの場所でこれから未来に向かう子供たちのために、骨折りした、あるいは骨折りしたのだな、とそれぞれ、かかわりあいに応じて思ったことでしょう。次に近辺の樹木の春(冬)芽観察がSELFみどり組M・N・T氏の説明により行われました。
雪の積もる「すいた森の水源」の近くの8本の樹木(トチノキ、コブシ、オニグルミ、エゴノキ、ノリウツギ、ハンノキ、クヌギ、クマシデ)の春(冬)芽を観るべく案内者の用意いただいたレジュメとサンプルを木々を見回りながら、見本を手に取り、ルーペで観察するものでした。3月にSGCを卒業し参加された6期生の方々とも何かしら心の交流が出来たように思いました。
樹木の春(冬)芽がいずれ育ち、花となり葉となり、あるいは葉であつた痕跡を残していく不可思議を学びました。17時5分吹田市役所にバスは帰着しました。心地よい疲労を感じ、貴重な一日を過ごすことができ、実行に携わった関係者の皆様のご努力に敬意と感謝を申し上げます。(WELL BE)
登録:
投稿 (Atom)