2008年7月11日金曜日

池上正治著「中国四千年の自力強壮法」を読んで(1/2)

 当書は、陰陽五行にうらずけられた五臓(肺臓、脾臓、心臓、腎臓、肝臓)六腑(大腸、胃、小腸、膀胱、三焦、胆嚢)の解説と、漢方薬の説明が中心となっているが、身近な食べ物のエッセンスを2回に分けて記します。

「清」・・・「清める」冬瓜、メロン、豆乳(大豆は豊富な植物性蛋白質の宝庫である以外にサポニン[浄血]、カルシゥム[精神安定]を豊富に含む)
「健」・・・ニラ<ベーターカロチン>、トマト<リコピン・・・加熱するとよく吸収される>、酢<食欲を増す>、プ・アール茶<健胃の薬効>、ビールや酒<食欲増進・・適量>
[通]・・・[潤腸、通便、通腸]アボガド・バナナ、アーモンド・クルミ・ゴマ
[健]・・・ニラ、イモ、マメ(インゲン・ソラマメ、エンドウ)、カボチャ、レンコン
[安]・・・羊肉(マトン・・抗酸化、抗老化、抗ガン)中国の諺「羊肉を食べれば体があたたまる。」

 口・鼻から清らかな「気」(酸素)を吸って縮めて降下させる。「はりのある」声を出したい。にごった「気」(炭酸ガス)を外に出す。肺は意識して深呼吸など膨らませる。腹式呼吸で「気」酸素を取り込み、口からゆっくりといらない「気」炭酸ガスを出したい。「肺は水行をつかさどる」

 胃気壮んであれば、五臓六腑は皆さかんとなる。胃は消化吸収のはじめ。一日に分泌される胃液の量は2.5リットル。食べれなければ人間は駄目である。「胃は水穀の海」

 胃からの水穀を受けて小腸6メートル強、大腸2メートル弱、消化吸収の部門として食べ物を吸収排出準備しながら通過させる、通じなければ困るところである。

 脾はリンパ組織のかたまり、血液の貯蔵と循環、人体の防衛をするところ。

 心臓は血液のポンプで、8の字をした立体交差点。1日9キロリットル(ドラム缶40本分)の血液を送り出す。(つづく。もの言わぬこれらの五臓六腑に感謝したい。そして、慈しみたい。WELL BE)

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