2008年6月24日火曜日

映画「マンデラの名もなき看守」を観て


 梅雨空の中、ロフトB1Fテアトル梅田で観ました。2度のカンヌ・パルムドールに輝くビレ・アウグスト監督作品、主演:ジョセフ・ファインズ(恋におちたシェイクスピア)。南アフリカ初の黒人大統領ネルソン・マンデラ(1918-)の27年に及ぶ投獄生活の中で、看守としてつとめた男の心の軌跡が、マンデラとの人間的なふれあいを通じて心が開かれていくことを描いている物語。その中で、孤島や僻地での看守と妻との生活の揺れ、かっての黒人差別の白人の考え方の実態、黒人暴動の底辺、マンデラの不退転の人間平等の思想等が描かれている。

 この映画で感じたことは一つ。マンデラの不撓不屈の人間平等への信念、看守の人間としての成長の過程、人の言うとおりでなく、断固とした“自分で考える正しいこと”へ回帰すること、この2人の確固としたゴールにむかう信念の素晴らしさである。この映画は、観る者に、「動かざる信念をもつことの素晴らしさ」をおしえてくれる。(WELL BE妻と観る)

0 件のコメント: