2008年12月11日木曜日

関大二階堂 善弘教授の「日本禅宗寺院に残る宋代の神々」受講しました

 渋沢栄一記念財団寄附講座 関西大学  二階堂 善弘教授の「日本禅宗寺院に残る宋代の神々」を12.10(水)、受講しました。

 中国から渡った神々は日本ではそのままの当時の姿を残していますが、中国・チベット・朝鮮においてはともに変化し、その変化はほぼ同一とのことでした。例えば4天王の持ち物・・・現在では・・・

     日本         中国他大陸
多聞天 宝塔と三叉の戟    傘
広目天 筆と巻物 戟槍    蛇または龍
持国天 刀・槍・戟 金剛杵  琵琶
増長天 刀・槍・戟 金剛杵  剣

(私見)日本は物持ちが良いのか? 変更を嫌うのか? 外来文化に畏敬の念があるのではないでしょうか?これらは唐の時代からの到来物と思います。多少当時はキナくさかった(刀・槍・戟をもっていらっしゃる)のでしょうか?その後、大陸では平和がおとづれ、傘や琵琶をもつことに変化したと思います。青森の「ねぶた祭り」も中国からの輸入のもので、現在の中国ではなくなっていて、日本で見れる喜びを王敏さんが書いておられました。

  現在の中国では、三国志の関羽を神格化した関帝を祭っていることが多く、当家でも横浜で買い求めた関帝像が矛をもっていらっしゃいます。

 二階堂教授は当講演会シリーズの司会をされていますが、中国の神様他、ITにも強い方と知りました。いつも、ひょうひょうと司会されている二階堂教授には中国の神々が守護され、中国の神々の研究を進めておられるように思いました。(WELL BE)
          

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