第62回カンヌ国際映画審査員特別賞受賞、出演 サビーネ・アガマ アンドレ・デェンリエ他。89歳のアラン・レネ監督作品 フランス映画。
人は幾つになっても恋をするのでしょうか?熟年の紳士淑女の恋物語です。
女性歯科医が、ある日はハンドバックをひったくられた。中にあって捨てられた財布をある悠々自適な男性が拾う。女性の写真が入っていた。警察に届ける。ここに男性の妄想が始まる。女性のことが気になってしかたがない。ストーカーまがいに連絡を試みる。これが映画の導入部です。
男性には良妻と子供・孫もいる、よい家庭がある。女性には仕事がある。この整然とした秩序がだんだんと恋に発展してしまう、男性の妄想像がマンがの噴出しのように登場し、おもしろくアラン・レネ監督はひきこんでくれます。
両者の共通点は飛行機狂という趣味の世界。いつしか、追うものが、追われるものに変わっていく。89歳にして、恋を描くって、フランスでは普通のことなのて゜しょう。シネリーブル梅田で公開中。(☆☆☆☆ 2012.3.14 中川 昌弘)
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