50万部以上売れています。現在の多くの人が持つ閉塞感がこの本を人々に読ませているのだと思います。
明治時代を生きた夏目漱石と同時代をドイツで生きたマックスウエーバーの二人のいき方をそれぞれの項目で参照しながら「悩む力」を持つことの大事さを語ってくれます。この本で姜尚中(かんさんじゅん)さんが言いたいことを要約しますと次のようになると思われます。
「適当なお金を稼ぐ仕事を持ち、(仕事は人と社会をつなげる意味で大切)知のある限定された範囲でエキスパートを目指し、連れ合いがいれば、その人のいうことに反応を続け(愛ということ)、生きている意味を確認でき、他者を承認し(そのことで自己を認めてもらえる)、「まじめ」に生きよ。(悩む力となる)」
人と社会とにつながりを持て!が、特に姜尚中(かんさんじゅん)さんの言いたいことと思いました。今と同時代と思われる時代を生きた夏目漱石とマックスウエーバーの例証があるので、自論に奥行きを産んでいるようです。平易な噛んで含めるようなお話でした。
最終章は「老いて最強たれ」ですが、夏目漱石、マックスウエーバーが50歳そこそこでなくなり、姜尚中(かんさんじゅん)さんが60歳に近いため、夏目漱石、マックスウエーバーを例証できませんので、姜尚中(かんさんじゅん)さんの意思を表明されています。(人生を2生し、ある程度お金をため、ハーレイダビットソンを乗り回し、日本・朝鮮縦断を、他)
「老いては、それぞれが道を見つけよう」と小生は主張します。「老いて100人100色の生き方あり」それは、その人の人生の様々な悩む力によりもたらされると思います。(WELL BE)
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