2008年9月24日水曜日

映画「ノーカントリー」を観る

 千里中央セルシーシアターで先日、コーエン兄弟監督「ノーカントリー」を観ました。

 映画は最初の数分間で観客の心を掴まねばならないと、クロサワ監督が語っていた。その点も合格、アメリカの砂漠に死体がごろごろ、車の残骸も数台。観るものはこれは一体ナンなのかと考える。
 また私は言う、「よい映画ってのは、観終わって、この映画は何を言いたいのかと考えさせる。」と。その点も合格。狩にいって冒頭のシーンにであって、大金が残っていた。これをもって逃げる男。これを追う男たち。悪を懲らすシェリフもまた追う男を追う。
 この間、死体がごろごろできる。「生」と「死」を語っているのか、アメリカのひどい状態を語っているのか"NO COUNTRT FOR OLD MEN"という原題の意味は何なのか?興味は尽きない。今ひとつ、妻のいうには、アカデミー賞等映画賞を何らかの形で取っていると見ごたえあるはずと。もう一つは誰が監督かも観るポイントだと。その点、「ノーカントリー」は本年度アカデミー作品賞他4冠とっていた。

 よい映画はもう一度観たい映画のことでもある。この映画を機会があればもう一度観てみたいと思っています。(WELL BE)

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