2012年4月12日木曜日

[エッセー]易筋功(いきんこう)

岡本裕著「一生、薬のいらない体のつくり方」を読んで文中の易筋功(いきんこう)を実践しています。体によろしいようですので、次のようにご紹介します。

中国の少林寺拳法や太極拳から誘導された皮膚・筋肉の体操のようです。最近ですが、毎朝、約20分程度実行しています。

<狙い>皮膚を手でこすることで。皮膚刺激による毛細血管とリンパ管を活性化する。

<方法>胸を張ってたち、腹式呼吸(約30秒)
手のひらをこすりあわせる。(約30秒)
左手をのばし右手のひらで左手の付け根から手のひらへすーっとこする。180度左手を反転させ左手先から肩先へ右手のひらでこする。これを繰り返し(約3分)
反対側の手でこれを繰り返し(約3分)

手のひらをこすりあわせる。 (約30秒)
右手のひらを右の胸部におき、ななめに左腹へすっとすべらせる。今度は左手のひらを左胸におき、ななめに右腹へすっーとこする。十字をきって乳部と腹部をクロスさせること
(ななめにおりた手は次の動作で反対側の腹におく)( 約6分)

手のひらをこすりあわせる。(約30秒)
背中を両手の裏でこする。(約3分)

手のひらをこすりあわせる。(約30秒)
頭のうしろから頭頂にむけて両手を交互にすべらす(3分)
顔を両手のひらでこする。(約1分)
耳のうしろを両手のひらでこする。(約1分)

岡本裕著「一生、薬のいらない体のつくり方」143-149Pご参照

以上にプラスして10分程度のケアを加えます。両足の裏から太ももをもみます。(約6分)
背中・おしりを布団等にこすりあわせる。(約1分)
手の指のつめの部分を反対の手の親指と人差し指で側面でしめつける。(約100秒)

首・くちびる(発声練習いー・うー・ぱぱぱ・ららら・かかか)・舌の運動(約2分)
腹式呼吸(約30秒)
コップ一杯の白湯を肌温度にあっためて飲む。一通りの皮膚運動でリンパを通じて体の毒素を流しさる。

さてさて、効能はどうでしょうか?自分ではよろしいと思いますが、それぞれの体にあったトレーニングを、したいものです。(2012.4.12 中川 昌弘)

2012年3月31日土曜日

[Let‘s Watch Movies]イ・ヒョンスン監督「青い塩」2011年韓国映画

イ・ヒョンスン監督「青い塩」(2011年韓国映画)を梅田ブルグで観ました。
実に爽快感溢れるスカッとしたまるでフランス映画をみたようなそんな映画でした。

 元ヤクザの幹部ドゥホンと カレの監視を命ぜられた若い娘、セビンを結ぶのが、「料理」。
2人は料理を港町プサンで習っている。

 ヤクザの抗争はソウルにとぶ。友人の死をドゥホンのしわざと思い込んだセビンはドゥホンの暗殺をかってでる。2人はソウルの高層ビルで向き合う。

 愛・サランは赤もあれば紫もある。青もある。とドゥホンは部下に語る。

 人生の大事な3つのキーワード①富②塩とそしてもう一つ。

 この映画の題名「青い」と「塩」が料理の味付け、プサンの塩田少しづつ現れてくる。観客は3つのキーワードや題名に隠れた意味を追いながら、プサンとソウルの夜景を楽しむことが出来る。ことし2月ソウルを訪れていたのでなお更、ソウルのビル街に親しみが湧いた。

 結論は見て確認して欲しい。

 韓国の人は芸術の表出に長けているようだ。青い海、直裁でない愛の表現は人情の近さを感ぜられて美しい。(☆☆☆☆)(2012.3.31中川 昌弘)

2012年3月22日木曜日

[本棚から]三浦しをん著「舟を編む」

辞書編纂の気の長いが営々と努力を重ねている主人公たちの物語。単語用例カードを、都度ピックアップして、一旦、出来上がっても改定にそなえる人々。薄暗い辞書編纂部に10数年の時が流れ、「大渡海」が編纂されていく。その人々に「恋」が紡がれ「普通の生活」が丹念に描かれる。

 ちなみに、主人公の名前は馬締(まじめ)光也、恋人となる人の名前は林 香具矢(かぐや)なにか作者の思いいれと遊びが感ぜられる。

 小気味よい読後感が残る。どこか主人公たちに親近感がもて、主人公たちが、身近にいる感じがする。2011年 光文社刊 ☆☆☆☆[2012.3.22中川 昌弘]

2012年3月21日水曜日

[Let‘s Watch Movies]メリル・ストリープ主演「マーガレット・サッチャー」

「マーガレット・サッチャー」(鉄の女の涙)監督: フィリダ・ロイド メリル・ストリープがサッチャーさんの中年、老年を演じアカデミー主演女優賞を獲得。

 食料品店の娘に生まれた、マーガレット・サッチャーさんはオクスフォード大学を卒業し、よき伴侶を得て、首相に成り上がる。

 フォークランド゛紛争では、決然と戦いを指示し、英軍艦が沈められ300余の人々がなくなったところでは、観るものがサッチャーさんと一体化して、悲しみをこらえる自分を発見して驚くほど入魂の演技。

 イギリス議会の与野党の論戦に2党による民主主義の真髄を見る思い。通貨もユーロー一本化に反対し、ポンドを残したのは、現時点で見るとサッチャーさんの慧眼による。日本にもそろそろ女性首相の登場がまたれるように思える。男女を問わず「鉄の人」が求められていることを痛感する。

 10年、首相の座にあり、引退し、現在は精魂使いすぎたのだろう、レーガンさんも然りであった。認知症しなっておられる。人間として、尊敬できる。そのこわもてのさまをメリル・ストリープが好演。東宝シネマコンプレックス他で上演中。2011年イギリス映画(☆☆☆☆1/2)

2012年3月14日水曜日

[Let‘s Watch Movies]アラン・レネ監督作品「風にそよぐ草」

第62回カンヌ国際映画審査員特別賞受賞、出演 サビーネ・アガマ アンドレ・デェンリエ他。89歳のアラン・レネ監督作品 フランス映画。

 人は幾つになっても恋をするのでしょうか?熟年の紳士淑女の恋物語です。
女性歯科医が、ある日はハンドバックをひったくられた。中にあって捨てられた財布をある悠々自適な男性が拾う。女性の写真が入っていた。警察に届ける。ここに男性の妄想が始まる。女性のことが気になってしかたがない。ストーカーまがいに連絡を試みる。これが映画の導入部です。

 男性には良妻と子供・孫もいる、よい家庭がある。女性には仕事がある。この整然とした秩序がだんだんと恋に発展してしまう、男性の妄想像がマンがの噴出しのように登場し、おもしろくアラン・レネ監督はひきこんでくれます。

 両者の共通点は飛行機狂という趣味の世界。いつしか、追うものが、追われるものに変わっていく。89歳にして、恋を描くって、フランスでは普通のことなのて゜しょう。シネリーブル梅田で公開中。(☆☆☆☆ 2012.3.14 中川 昌弘)

2012年2月11日土曜日

[ギリシァ神話を学ぶ(3/3)]「パリスの審判」


 ギリシァ神話を描いたネサンス絵画の中の「パリスの審判」をみてみましょう。

 エーゲ海を臨む小アジアの地にトロイアと呼ばれる国があった。紀元前1250年頃、ギリシャ連合軍がトロイアに戦勝したことが、吟遊詩人ホメロスによって「イリアス」として語られた。ローマ時代になって、ギリシャ神話をオウィディウスが「変身物語」として記録した。それをもとに16世紀以降ルネッサンス画家たちが絵画にした。代表的なものにルーベンス(1577-1640)の「パリスの審判」があります。

 スパルタ王妃カッサンドラはトロイが燃えるさまを見て次男のパリスを生んだ。よくない夢だったので、パリスを野に捨てた。後に牧童に育ちます。

 大神ゼウスはレトを見初めます。レトが白鳥が好きなことを知り、白鳥に変身してレトと交わりレトは卵を産みます。その内の一つより、美しいヘレンが生まれます。ヘレンはスパルタ王の妃となりました。その美貌は羨望の的でした。
 
 「不和の神」は黄金のりんごをメリクリウス(英名マーキュリー)にさずけ、神々の使者となって、3人の美女に美しさを競わせ、牧童のパリスが黄金のりんごを一番美しい人へ渡すこととなりました。一人はアテナ(英名ミネルバ)自分を指名すれば軍事力を与えると、もう一人はアプロディテ(英名ビーナス)自分を選べば世界一の美(ヘレン)を与える、最後の1人ヘラ(英名ユーノ)は政治力を与える、と。結局パリスは「美」を与えてくれるアプロディーテを選び、へレンを略奪しトロイに連れて行きます。絵画はその選ぶさまを描いています。各々にいわくのあるアットリビュート(目印)で、誰かがわかるようにしています。アテナはフクロウ・カブトと盾、アプロディーテは幼神エロス、ヘラはくじゃくです。

 トロイに連れて行かれたヘレンの奪回を目指してギリシァ連合軍が10年にわたって、トロイを攻め、最終局面で木馬の中にギリシァ兵士が隠れ、贈り物と思ったトロイ軍が城内にもちこみ、ギリシァ兵士が夜陰にまぎれ城門を明けて攻め込みトロイを滅ぼします。

 長い間、単なる神話伝承の世界と思われていましたが、近代になってドイツのシュリーマンがトロイの地を発掘してトロイとギリシァの戦争があった事を実証しました。

 そんな神話の有名な部分をルーベンスをはじめ多くのルネッサンス期の画家が絵画としました。トロイで敗残の人々の一部がローマに渡って、ローマを建国したとの一説もあります。ヨーロッパ人の青年期は科学(紀元前に地球の外周距離をほぼ想定、ピタゴラスの定理、AD120年には48の星座を記録)・芸術(アイスキュロス・ソフォクレス・エウリピデスの悲劇や彫刻や線絵の壺)・哲学(ソクラテス・プラトン・アリストテレス)民主制(多数決による統治・裁判)・オリンピック等マラソン等スポーツを他を立ち上げたのはギリシァ人であり、他民族を取り込み、他者を認めるこころの広さを発揮したのが壮年期としてのローマであり(BC1世紀のキケロはギリシァ人の優秀性は認めるも、証言の重要性等フーマニタースと称する人間性をを知らないといっている。議論をふっかけて人間とは何かを考えたソクラテスは裁判で多数決により死刑を宣告された)、ギリシャ・ローマを引き継いだ現在のヨーロッパは熟年期とも例えられるのでしょうか。

 ギリシァ連合軍とトロイとの戦争から気の遠くなるような年月、およそ3250年ほどが過ぎ、その後の他民族の流入で現在のギリシァは、古代のギリシァではありませんが、ECの中で大変な財政危機の状況に追い込まれています。ギリシァ神話を勉強して思いましたのは、古代の叡智を今一度、呼び戻し、ヨーロッパが一つとなって今回の危機を脱出して欲しいことです。
 (参考図書 阿刀田 高「私のギリシャ神話」 逸見喜一郎「ギリシャ神話」 地中海文化を語る会編「ギリシャ世界からローマへ」)(2012.2.11 中川 昌弘)

[ギリシァ神話を学ぶ(2/3)]「メディア」

ギリシァ悲劇「メディア」を記します。

 紀元前のずっと昔、エーゲ海の奥深く、イオルコスという地をアイソン王が治めていたが、父親違いのベリアスに図られ、王位を失う。王子が成年に達するまでということでしたが、次々とベリアスは王子たちを殺し、末弟のイアソンだけが残り、山中に逃げ、半人半馬の賢人ケイロンに育てられ、厳しい教えを受けました。
 成人になってベリアスの前にイアソンが出て行って王位の返還をこいました。ベリアスはコルキス(コーカサス)にある金の羊の毛皮を取り戻してほしい、王位はそれからだ、といったのでした。イアソンはアルゴー船で東に向かいました。

 コルキスのアイエテス王は申し出を断りました。

 幼神エロスが神々の意向を受けて、コルキスの王女メディアに金の矢を射て、イアソンを恋こがれるようにしました。王女メディアはイアソンに首ったけとなり、イアソンに煎じた薬を体に塗り、やけどをしないようにして、不眠の竜も薬草で眠らせ、金の羊の毛皮を奪い、イオルコスに持ち帰ったのでした。

 譲位を迫りますが、ベリアス王は「少し待て」というのをメディアは若返りの薬を与え、ベリアス王を殺します。イアソンはようやくイオルコスの王となりました。

 イアソンとメディアの間に子供が出来ます。イアソンはコリントスの王女とねんごろになります。コリントスの地もイアソンとメディアの間にできた子供が継ぐことで、イアソンはメディアの了解を求めたのでした。

 メディアの怒りは心頭に達し、コリントスの王女を猛毒の衣装で殺し、一粒種の子も殺してしまいます。愛する夫イアソンに対しては何も出来ませんでした。その後のメディアは、ようとして消息は不明でした。メディアの子孫が王になる、それでいいではないか、は男の論理。夫は憎い、でも愛している、結局、分身の子供を殺すその情念たるや現在でも涙を誘います。
 
 BC5世紀ごろ、ポリスと呼ばれる都市国家が200はあったようです。当時は、ソクラテスもアテネの町を闊歩し、議論をふっかけていたことでしょう。このころにエウリピデス「メディア」が製作されたのでした。当時の人々は、ペルシャとの戦争に勝ち、奴隷制のもとに過酷な労働からは解放され、昼間、悲劇(喜劇)が人生を考える場として円形劇場で上演され、楽しんだのでした。コロン=合唱隊の歌と仮面をつけた語り部の俳優で構成されていたようです。近代に一大発展している姿が歌・ストーリー・背景と五感を総動員して楽しむ歌劇だと思います。

 
 (参考図書 阿刀田 高「私のギリシャ神話」、地中海文化を語る会編「ギリシャ世界からローマへ」)(2012.2.11 中川 昌弘)

[ギリシァ神話を学ぶ(1/3)]「アポロン」

少し、ギリシァ神話を勉強しました。3回にわけて記します。

 アポロン(英名アポロ)は大神ゼウスとレトの間にエーゲ海にうかぶ3km2のディロス島に生まれた双子の1人、芸術・予言・弓術・医療・牧畜・哲学の神様です。

 昔、昔のギリシァでは毎日、陽があがるころから陽が沈むまで太陽をアポロンがヘイバイトスの造った4輪馬車を駆動して引っ張っていると考えられていました。(双子のもう1人はアルテミス[英名ダイアナ]月を馬車で駆動していると考えられていました・狩猟の女神)アポロンはニュンペーのクリエメネーとの間にバエトーンという子がいました。バエトーンはアポロンの子ではないと人々にいわれたので、真偽を父アポロンに聞いた。「本当にわたしの子だ」とアポロン。「本当なら何でも聞いてくれますか?」とバエトーン。「それでは、太陽の運行の4輪馬車を貸してほしい」とバエトーン。その危険性故にアポロンは断りましたが、どうしても、バエトーンがいうことを聞かないので、あまりのひつこさに、しぶしぶアポロンは了解せざるをえませんでした。
ある日、4輪馬車のたずなを息子にゆだねました。喜んだバエトーンですが、馬車の制御が出来ず、蛇行、大地は、炎と化しました。大神ゼウスはやむなく、自身の得手の雷電をバエトーンに投げつけました。バエトーンは馬車から放り出され、炎の中に死んでいきました。バエトーンの妹のへーリアスたちは、兄の運命を悲しんで、河岸のポプラの木になりました。彼女らの涙は琥珀の球になりました。

 アプロディテ(英名ビーナス)はクロノスから生まれ、西風に吹かれてキプロス島に流れ着きました。アプロディテの子エロス(英語名キューピット)は相手に黄金の矢を射ると、恋こがれるようになり、鉛の矢を射ると、きらいにする力を持っていました。エロスはアポロンに黄金の矢を、ダプネに鉛の矢を射ました。アポロンはダプネに恋こがれるのでした。ダプネは逃げ切れず、月桂樹になってしまいました。アポロンは悲しみ、ダプネのことを思って月桂樹を冠としました。現在でも、スポーツの勝者に月桂冠があたえられているのはその名残です。

 アポロンはヒィアキントスという少年を愛しました。二人で円盤投げの遊びをしていたら、アポロンの投げた円盤がヒィアキントスの頭に当たってしまいました。そこから鮮血しヒィアキントスは死にましたが、倒れたところから真っ赤な花が咲きました。その花をヒァシンスというようになりましたとさ。

 アポロンは芸術の神として、世界のオペラの殿堂ミラノ・スカラ座の建物上部に4輪馬車の駆動姿が浮き彫りとなって今も勇姿を人々に魅せています。
 (参考図書 阿刀田 高「私のギリシャ神話」、トマス・ブルフィンチ 大久保博 訳「ギリシャ神話」上下)(2012.2.11 中川 昌弘)

2012年1月27日金曜日

[エッセー]「いのち を はぐくむ お食事」

先日、新聞に「100歳までサビない生き方」という本の宣伝が出ていました。その中に“「水」の飲みすぎはよくない“との一項がありました。さっそく大手の1-2FあるT書店に行き、店員に問い合わせしました。「しばらく待って下さい。」と端末を操作され、2Fの係員に携帯電話で調査依頼2Fになし、1Fまで探して頂いた。この間、5分。やっと手にとらせて頂いた。一目見て、買わざるをえなかった。(笑い)

 白澤卓二(順天堂大学大学院教授・医学博士)著。30-60歳の女性をターゲットとした本だった。水については、日々、ジュースやお茶などで摂っている程度でよいと書かれていた。(それまでの私の知識は、医学博士等の著書と雑学によって、食事の1時間前に、良質の水を飲む、朝起きて、肌温度のコップ一杯の水、お風呂に入ってコップ一杯、同様・・・)そのおりおりごとに判断したい。年齢とともに、水の飲み方も変わるだろう。こうだとの思い込みはさけたいと思いました。

 「100歳までサビない生き方」の一部を紹介しましょう。

 食事については、食材の色を注意して、からフルにとる。野菜をべースにミソ・しょうゆ・キムチなどの醗酵食品を摂る(肉・魚も必要)。朝食は必ず摂る。昼は20分、夜は30分かけて、良くかんで食べる。その他・・・・食べることに注意してインナーからビューティーをつくる。免疫力をつくるポイントは整腸であること、(いらない用済みのものを排出して、おなかの中をすっきりさせておく)等々101のポイントがわかりやすく述べられています。

 現在、注意深く摂っていますのは、良質のヨーグルト、キムチ、納豆、プルーン、ひじき、少量のナッツ類、酢のもの、鮭、じゃこ等一物全体食などで、ベースはカラフルな野菜。コーヒー・お茶(プーアール)もひんぱんに飲んでいます。

 前回レポートの多胡輝さんの本では「まごわやさしい」 「ま(マメ)」「ご(ごま)」「わ(わかめ)」「や(野菜)」「さ(魚)」「し(しいたけ)」「い(いも)」がよいと紹介されていました。

 食が人間を創る、究極は整腸が免疫力をつくるわけでして、よく考えて日々の食材を選び、よくかんでいただきたいと思っています。そしたのちに、生かされるいのちを精一杯生きていきたいものと願っています (2012.1.27 中川 昌弘)

2012年1月6日金曜日

[エッセー]笑いの効用

かって、「笑わない人だ」といわれたことがある。またある時は、「笑う門には福来る」の色紙を贈られたことがある。小生に「笑い」が少ないことを示しているようだ。

 昨年末、多胡輝著「100歳になっても脳を元気に動かす習慣術」を読んで「笑い」の脳へのよい影響を知った。この本は5章からなるが、第1章に「ボケ防止に笑いはつきもの」と多胡氏の強い「笑い」へのメッセージを汲み取ることが出来る。

 ダグラス・フェアバンクスは「10時までに顔に微笑をたやすな。そうすれば微笑みは1日中、顔から消えないでいるだろう」といっている。

 触発されて、朝、寝床で昨日のことを思い浮かべ、笑いのネタを探すようにしている。この時、頭の中がくるくると回転しているのがわかる。「笑い」のネタが見つかったら、誰かに言ってみる。相手の「笑い」をとれれば、その時自分も「笑っている」。

もう何十年も前に、このことにきづいていたら、多分、もっと出世していたろう。

 ボケ防止の決定打は「笑い」であると多胡さんの意見に同感します。

今の日本を明るくするのも「笑い」だ と思います。

明治時代はじめの東北の日本人は、暮らしぶりは素朴だが、「みな笑って生活していた」とイギリスの女流探検家ルースさんが記録に残しているとのことです。

「笑い」の根源は「足るを知る」ことかもしれません。(2012.1.6 中川 昌弘)

2011年12月6日火曜日

[Let’s Watch  Movies]「家族の庭」マイク・リー監督(2010年イギリス映画)

映画は、定年まじかの主人公トム(地質学者)とジェリー(心理カウンセラー)が平和な家庭での日常や、市民菜園での土いじりと作物のできる喜びを春夏秋冬のさままな出来事を演じながら、主人公にかかわる1人で生活するジェリーの同僚のメアリーや、孤独な友や、トムの兄や1人息子がからむ、イギリスでの中流の普通の人生を、切り取ってみせてくれる映画です。

 夫婦は幸せをどのようにしてつむぐのか、自然な形で見せてくれるし、一人で生きるのがどんなにさびしいことかも、主人公を取り巻く周りの人々が演じてくれる。

 この映画を観て、「人」という字が人が人を互いに支えあうことにあるのだと、あらためて考えさせてc@hくれました。

 またこの映画の主人公たちのように健全な夫婦になるために、何が自分にかけているのかも、考えさせてくれる映画でもありました。

 出演者はシチュエーションを与えられ、会話を紡ぎながら、脚本づくりがなされるというマイク・リー監督の独特の手法が、美しい映画を作り出しています。

 以上は私の観た感想にすぎず、観る人がどのようにみるか、それぞれの人に、その解釈はゆだねられています。テアトル梅田で公開中。(☆☆☆☆)(2011.12.6中川 昌弘)

2011年11月30日水曜日

[エッセー]「近くて近い国、韓国を旅して」

過日、韓国ソウルへ団体旅行しました。近くて近い国、韓国の一端を知ることができました。

 ソウルの繁華街“明洞(ミョンドン)”を歩けば、大阪の繁華街を歩いているのと錯覚しましたし、南大門(ナンデモン)周辺を歩けば、大阪の鶴橋駅前の商店街を巨大にしたように感じましたし、東大門(トンデモン)の繊維品商店街では、大阪本町の繊維街を巨大にしたようだと思いました。
むしろ、日本よりパワフルなエネルギーが溢れているように思いました。

 ここは、親戚の国だと親近感をいだきました。

TVではKARAが、NHKTV「イ・サン」BS歴史ドラマ「トンイ」が親近感を助長しているようです。BSプレミアムでトンイ役の女優k笑顔をみて、驚きと喜びを感じました。

 残念な過去もありましたが、2000年前頃以降、多くの人々が半島から列島へ技術をもって移住してきたはずですから、ルーツを共有するところがあるようです。

 蓮池薫さん著「半島へふたたび」によれば、ソウルには、巨大な書店もあるとのことですし、TVによれば静かな町並みも、グルメなお店もあるようですので、自分達で地下鉄に乗れるように最低限の言葉を覚えて(妻は私のことをソンセンニン=先生=と呼んでいます。)「韓国へふたたび」訪れることを楽しみとしています。「近くて近い国」が名実ともに友好関係と絆が深まることを願っています。(2011.11.30 中川 昌弘)

2011年11月13日日曜日

[エッセー]「千里の道」

この4日間、妻と団体旅行として台北周辺旅行をしました。
台湾は3度目の、訪問でした。

① 食は台湾にあり ツアーで用意された店へ行きましたが、全てといってよいほど、海鮮料理をむ中心としておいしかったです。(台湾人は食通ですね。外食多いようです。)
② 故宮博物館はやはり逸品をおいて素晴らしい。 ただし、中国・日本の修学旅行生がきていてごった返していた。喧騒の中、有難い仏様に手を合わしました。(その他、総統府の衛兵交代式、思い出のつまった龍山寺、十分、九分、淡水・・・、)
③ 人との出会いを楽しんだ。 名前もわからぬが、数日すると何とはなしには解る。ふとした偶然の出会いが、楽しかった。

 人生を極めるに「万里の道、万巻の書」といわれる。ようやく千里の道、千巻の書といったところでしょうか。次なる非日常を求めて、日頃身近に、何くれとなく世話になる妻と旅に出たいと思っている。(2011.11.12 中川 昌弘)

2011年11月3日木曜日

[エッセー]関西大学ミュージアム講座「吹田の文化遺産」を受講して

 2011年10月3回シリーズで関西大学大阪都市遺産研究センターの諸先生3人の方から吹田の文化遺産―歴史・建物・祭り―をお聞きした。次のように、聞き取り間違いや独断と偏見もあるやもしれませんが、参考情報として下されば幸いです。

① 歴史 実に明快な4区分はつぎのとり。
(A)聖武天皇の後期難波の宮の建立の際、都造営プロジェクトの一環として行基による治水、垂水の布施や(医療・救援施設)が造られたこと。

(B)中世に下り、三国川が整備され、京都とむすばれ京都貴族のウォーターフロントリゾートとなったこと。

(C)江戸時代になると、京都・大阪の中間地帯として川を利用した交通の要衝となったこと。特産品として、小粒のすいたくわいが朝廷にも献上されたこと。

(D)近代にはいり、鉄道が通り貨物車仕分け操作上として日本でも有数の規模て、吹田の良水ではビール工場が出来たこと。この2つが吹田の発展を支えた。後は千里ニュータウンと万博の開催で名実ともに吹田が近代都市となった。

② 建物 明治に入ってドイツの工場を模しれんが作りのビール工場たことができたこと。大阪のベットタウンとして私鉄が千里山まで開通し、往路は人々を大阪へ、昼間の車両の有効利用を考えて、関大が大阪市内から吹田に移動してきたこと。戦後は、千里山に公団による日本発トイレ・風呂付の集合住宅ができたこと。すでに50年たてかえが計画されている。

③ 祭り 都内の主だった神社の祭りが調査されている。伊勢神宮をキーとして、江坂神社・泉殿宮・吉部神社でそれぞれ工夫を凝らした祭りが継続されている。

以上は、小学生むけに副読本として学校に配布され各図書館にもDVDCDとして保存されている。2011年1月15日NPO SELFが 「自然と環境を考えると」としてシンポジゥムがメイシアターで行われ、市民文化部の一員として参加したが、SELFとして世に問うほど、「自然と環境」の研究に成熟しておらず、東北大震災でその情緒的営みも、あっけなくふっとんでしまったと、先輩諸兄を差し置いて自戒している。

 本講座は、さすが大学の専門研究員が足と知恵で練りこまれたてつくらたもので十分、次代に納得できるものをあたえてくれたと思う。
(2011.11.3 中川 昌弘)

2011年10月25日火曜日

[エッセー]関西大学講座「アジアの経済・社会と日本」を受講して

2011年9~10月4回シリーズで関西大学経済学部教授・准教授の方々による「アジアの経済・社会と日本」を受講しましたので次のように覚え書きとしました。聞き取り間違いもあるやもしれませんが、参考情報として下されば幸いです。

① ベトナムの縫製業の調査をされたお話として、外資企業が47%をしめ、日系企業のパートナーは品質にうるさく生産面で鍛えられているが、欧米の数でこなす品質に甘く育てられたところは、今日に至って、他産業と労働力獲得競争で困っている。縫製ビジネス100として5程度が加工費としてベトナムにおち、95は素材メーカーや流通・発注元におちる。最近は中国の動向も変化ある模様で、人件費増から、外資系は生産先として政情安定化のきざしあるミャンマー等が検討されはじめているとのこと。

② 中国の状況について ・日本各地で過疎化が進む中、上海近辺では日本人が10-15万人くらいいる ・大卒4-500万人毎年卒業するが、約100万人就職出来ず(日本の場合は毎年大卒の2-30%留年している。)GDP8%成長しないと雇用維持できず・農産戸籍から都市戸籍へ編入できない(学校等インフラ追いつかないため)低賃金労働力は農村の出稼ぎ労働にたよっているが、じりじり賃金があがっている ・土地は国家のもの、借地権のみあり(道路を簡単に造れ、多車線として都市間を結ぶことができる)・社会保障制度未整備・未冨先老 先富論の見直し(豊かにならない間に老いていく)・鉄鋼生産世界の40% ・自動車生産 世界一の1500万台/年(日本500万台弱)但し上位10社中7社まで外資系 ・2007年中国企業ベスト50社中民営・外資各1社(48社国営) ・外資系50万社(内3.5万社日本出資)

③ この20年日本の来た道 ・グローバル化は先進国の事情でおこなってきた ・お金は儲かるところへ集まってくる ・比喩的にいえば困った人を陸から助けていた時代より、国家が海となりどっぷり浸かって人を助けようとしている(国が借金を繰り返し景気浮揚しょうとしてきた。GDP2倍の国債の発行残となっている) ・アメリカ・EUにしても、日本のきた道を世界が歩み始めた ・システムを変えねばなラない時期となっている

④ アセアン+3(中国、韓国、日本)13国で東アジア経済圏を2015年までに作ろうという、中国・韓国の動きと、オーストラリア・ニュージーランドを加えていこうとする日本と意見が分かれている。TPPは日本の路線を環太平洋とするか、しないかの分かれ目と考えてよい。鳩山・小沢ラインが東アジア共同体構想で菅・野田ラインが環太平洋へむかつているのではないか。

深刻な国内事情をかかえて経済運営を迫られているアジアの中の日本、どこにいくのだろうか。答えは見えてこない。日本丸の進路にさらに波風が高くなるようだ。
(2011.10.25 中川 昌弘)

2011年10月10日月曜日

[エッセー]ドイツをかいまみて思うこと

 この3ケ月ほど、ドイツを勉強しました。

 ドイツは約200年前まで300の領邦国家等に分かれ、有力な7人程度の選定候で多数決で神聖ローマ帝国皇帝を選び、分権割拠しナていましたが、ナポレオンの進攻により、39の国に整理され、プロイセンのビスマルク等の活躍で140年前にドイツ帝国となりドイツが統一されました。その後、2つの世界大戦の引き金を引き、62年前に東・西ドイツとなり、21年前に統一ドイツとなりました。
第2次大戦以降、フランスと協力し、EU設立の中核として、国土35万km2(EU中4位)人口8209万人(1999年)GDP2兆ユーロ(EU15の25%)EU予算拠出(同19.6% 参考仏=17.6%英=11.9%ギリシャ=2%)また環境先進国として2002年に2022年には原発(現17基稼動)を0に、再生可能エネルギー35%(現在17%)にと打ち出しています。

① 政治面 明治時代、大久保利通は遣欧使節団を派遣した際、ドイツのビスマルクの官僚制を学ぶべきものとして、今日の日本の国の元となる官僚制を築きました。明治以降の富国強兵策を推進した日本はドイツがこの意味で発展の起因となっております。


官僚制のもとはドイツにあります。(官僚制をチェックして行き過ぎを是正する装置がなく、官僚制の問題が今日に至っています。)

② 芸術面 音楽はバロック時代(1600-1750年)バッハ、古典派時代(1750-1900年)オーストリアのハイドン・モーツアルト、ベートーベン、楽劇のワーグナー(ザクセン王フリードリッヒ2世が17年かけてノイシュバンシュタイン城を創りワーグナーの楽劇の壁画でかざり、バイロイトには歌劇場をつくり今日もワーグナーが年一回上演され、数年間予約でうまっています。フリードリッヒ2世は精神病で後に退位)他が活躍しました。これは当時39~300もの領国に分かれ、寺院もふくめて、有力な楽団を擁していた社会背景もあったでしょう。今日、CDとして手軽に楽しめているのは当時の作曲者の苦労を思うと、あり難いことです。詩ではH・ハイネ(ローレライの作詞でも有名)、H・ヘッセが生と死をテーマとし、小説ではトーマス・マン(療養生活者の真剣に生死愛を探求する「魔の山」)、ゲーテ(悪魔に精神を売ってギリシャ神話のヘレンにも恋する「ファウスト」60年にわたり創作した)が真面目に人生と向き合うことを語っています。(尚、ドイツの領域は変転して現在に至っていますが、オーストリアについては中世はドイツの領域でした)

芸術遺産、とくにクラシック音楽が世界の人々を楽しませています。

③ ドイツと日本 以前から知っていたことですが、ベルツ他が明治時代初めに来日し、後の東大の医学部となる先駆をなした医学での貢献があった、カルテにドイツ語習慣があるのはそのためでしょうか。草津温泉もドイツのバーデンバーデンの温泉を日本にもと、ベルツが開発に関与したと記憶しています。1940年のヒトラーと松岡外相が握手した日独伊三国同盟は、にがい過去でした。ともに壊滅的な敗北におわりましたが、ともに勤勉さと真面目さと清潔さと地道な努力で立ち直りました。
 
どこか似ていると感じるドイツと日本ですが、ともに正念場の時を迎えているようです。

 現在債務過多をかかえるギリシャ他の国をかかえるEUを、当初の理想に向けてドイツに頑張ってほしいと思います。また東アジアでは、興隆するGDP1位の中国の背を見ながら、震災復興と超円高で苦しむわが国は、膨大な国債発行残高をかかえ産業空洞化するままに進むと危うく、今後10年20年先を見据えた、財政再建プラス日本再建ビジョンが必要とされています。ドイツのことを勉強してそう思いました。(2011.10.10 中川 昌弘)

2011年9月27日火曜日

[Let’s Watch Movies]映画「ミケランジェロの暗号」を観て

 ウォルフガング・ムルンベルガー監督「ミケランジェロの暗号」(2010年オーストリア映画)は、第2次世界大戦の際、ユダヤ人画商一族カウフマン一家が、密かに保存するミケランジェロの素描画をめぐって、ナチの争奪に対する、抵抗の物語。別に読んでいた、エクトール・フランシアーノ著「ナチの絵画略奪作戦」(ヒトラー、NO2のゲーリングは名画をこよなく好んでいた。ヒトラーはユダヤ人画商からアーリア人のかいた名画を収奪して、オーストリアのリンツに美術館を建ているつもりだった。現在も略奪したナチの絵画が、モドリ手を失った名画がルーブル・エルミタージュ他に保存され、一般の閲覧に供されている。)も背景を知る上で有益だった。

 この作品の見所を3点まとめてみました。

① 戦前(不穏なユダヤ人に対する風当たり)戦中(一挙に、ユダヤ人が追い詰められて
収容所へ移送される危機が生まれる)戦後(アメリカ軍が進駐する)と画商をとりまく世界が変転していく。

② 主題は、ナチスがムッソリーニに協力関係を強めるため、カウフマン一家のもつ、ミケランジェロのデッサン画を獲得して、提供し有利に同盟関係を展開しょうとすること。そこのところがアーリア系の一家の使用人が、からみ、カウフマンの1人息子との熾烈な知恵を尽くした対決が面白い。

③ ユダヤ人をものともしない人種観や、ナチの軍部にあることなかれ主義や独裁者の「ミケランジェロ獲得」の絶対命令の中で性切羽詰った軍部の対応等々、手に汗握る展開がある。戦後のあっけらかんとした変転も、「戦争は何だったのか」と思わせてくれる。

 娯楽大作でした。シネリーブル梅田で公開中です。(☆☆☆☆)(‘11.9.27 中川 昌弘)

2011年9月5日月曜日

[エッセー]贔屓(ひいき)


 「人生を豊かにするのに贔屓をもつことがある。」そんな主旨のことを谷沢永一「人間通」に書かれていた。

 私の場合、プロ野球は「日本ハムファイタース」、クラシック音楽は「モーツアルト」

9月4日「日本ハムファイタース」対「オリックスバッファローズ」を京セラドームに見に行った。結果は3-5で日本ハムファイタースが敗れた。最近の球場の変容に驚いた。電光表示で、バッターの経歴が出る。これを見ていると、カーンと音がして打球のいくえを見失う。TVでは、点の観戦だが、左右上下奥行きと立体感があった。シーズン最後まで残り1ケ月、楽天とオリックスの3位争いが熾烈。2位の日本ハムは、優勝目指して、首位ソフトバンクに、挑戦していく。おもしろい9-10月だ。

クラシックは。いろいろと聞く中で、「モーツアルト」。気楽なようで、深い。理屈ではない。こころが充たされる。

「「贔屓」は、自分との約束で、将来かえてもよい。人生を豊かにしてくれるなら、しばられることはない。」と谷沢永一はそのような主旨をいっておられる。だが、当分の間、これらの贔屓はかわらないだろう。(2011年9月5日 中川 昌弘)

2011年8月16日火曜日

[エッセー]韓日歴史大河ドラマ「トンイ」vs「江」楽しみ比較考

 2011年度韓日歴史大河ドラマの「トンイ」と「江」、毎週楽しませていただいています。簡単に楽しみ方を比較してみましょう、

「トンイ」(BSプレミアム毎日曜21-22時)奴婢であったトンイ(ハン・ヒョジュ)が、周囲のひきで宮廷にあがり、幾多の艱難辛苦の後、遂には王の側室となり、世継ぎを生む物語。監督は、「チャングムの誓い」「イ・サン」のイ・ビョンフン監督。「トンイ」の製作裏話をみて知ったが、脚本が女性の脚本家から毎回、週初めに到着する。キャストたちが読み合わせの後、撮影に入り、深夜から徹夜となることも。夜のシーンでは、明け方に近い深夜では?と思ったりする。

<朝鮮王朝のセット>別に作られたセットを使っているので臨場感がある。

<当時の町並み>セットでつくられており、内容により改良セットとする。

<涙、真正面に対する人と人>毎回、涙のみない回はない程、登場人物は涙を流す。人と人が向き合い、愛憎が表現される。これは韓国ドラマのすばらしい点だ。

<ストーリー>過去見た韓国歴史ドラマのいろんなエッセンスが、技巧をこらしてはまりこんでいる。例えば、漢方薬・・・組み合わせで毒にも薬にもなる・・・ひょうきんものを登場させ、見るものにほっとさせ笑わせるなど。
 
 8月14日現在、全60回の19回を終え、1/3のところにきた。はらはらさせられるとわかっても、毎回、引き込まれる。

「江」(NHKTV毎日曜20時-20:45)織田信長の妹、お市の方と浅井長政との子、3人姉妹(茶々・初・江)の江を軸として、物語が展開されている。原作・脚本は田渕久美子。
<セット>当時の城内でない雰囲気ではあるが、庭、畳の部屋、回廊と苦心のつくり。
CGで当時の城を遠景で映し、天守閣近辺に小さな鳥が飛んでいることを観る。

<涙、ストーリーとしての重視するコト>江(ごう)(上野樹里)は豊臣秀吉の命で3度、政略結婚させられる。気性の強い女性として描かれているが、運命の厳しさに時に涙する。韓国ドラマほどの涙は観ない。どちらかといえば描かれるのは歴史的コトの世界が多い。

 8月14日現在、31回済み、秀吉がなくなった。徳川の天下へどのように移行するか、゛歴史的事実はみんなが知っているところ。その中で、茶々と江と初の葛藤がみものです。

<江の関連土地紀行>韓国ドラマにはない、関連土地に親近感を覚える。

 韓日両国の歴史・民族風土より、少しづつ趣が違い、韓国はエンターティメントに仕上げ、日本はエンタメ+教育的国民的番組に仕上げようとしている。いずれにしても、週1日、楽しみを与えてくれています。関係者に感謝です。(2011年8月16日 中川 昌弘)

2011年8月6日土曜日

[本棚から]「若きウェルテルの悩み」 ゲーテ 秋山六郎兵衛訳

ゲーテ(1749-1832)ドイツの生んだ文学の巨匠。若い頃の自身の経験を踏まえての作品。

(主な登場人物)
ウェルテル ロッテに純愛をささげた青年主人公。
ロツテ 亡き母に代わり、弟や妹の面倒をみる。いいなづけのアルベルトの妻として生きるが、ウェルテルの熱情にゆれる女性。
アルベルト 慎重・堅実・実直。ウェルテルの友情をうけるが、ロッテがウェルテルに心を動かされるのをみて、心おだやかでない。

(構成)
 ウェルテルが友人にあてた書簡集として小説が構成される。

(結末)
 ウェルテルはこの世で、結実できない愛に悩み、自死を選ぶ。

 人生の中で、できれば若い頃に一度は読みたい書です。ウェルテルの心情も 一度は各人それぞれに経験したいものです。

 
 かのナポレオンも読んだようで、ナポレオンがドイツに軍を動かした際、ゲーテとあい、見た瞬間、「ウーン、人物だ」といわしめた。続いてゲーテ「ファウスト」を読んでいます。(2011.8.6 中川 昌弘)